渡邉洋美 冴ゆる藍 − 真冬の夜空の如 −
展覧会: 2023年 12月9日[土] ― 2024年1月28日[日]
10:00-18:00(入館は17:30まで)
休館日:火曜日・12/29〜1/4・1/10
作家在廊|12/9.10.16.17、1/7.27.28
《 特別企画 》『藍と道』
ピアノの生演奏とともに、俳優が演じ語る、藍をめぐる小さな物語。
日 時|2023年12月17日(日) 14:00ー14:45
矢野裕美(ピアノ)
申瑞季(俳優)
※予約はありません。お時間前にご来館ください。
入場無料
date :December 9 Sat 2023 - January 28 sun 2024
渡邉洋美 冴ゆる藍 − 真冬の夜空の如 −
展示会期:2023年12月9日(土)〜 2024年1月28日(日)
朝、小さな染め場に入り、まず染織職人の守護仏とされる愛染明王に手を合わせ「今日もよろしくお願いします」と声に出し、深呼吸、一日が始まる。藍甕には、一九五日目、一〇二日目、三二日目の藍が生きている。(十月初旬)
今日の色を再び同じに染めることはできない。自然醗酵の力で建ち上がったばかりの染液は、鮮やかな紫の赤みをまとった藍色に濃く美しく染まり、素材に力を移し、弱っていく時の儚げに優しい薄い藍色もまた美しい。素材に合わせ、その時の生きている色をいただく。
甕の中で、ゆったりと呼吸する藍の聲を聴き、変化していく豊かな表情に最初に出合うことができる染め人に成れたことで、自分の歩き方を知ることができた。
足りないことを探し補う日々だったが、今あるもので満たしていくこれからにしたい。
真冬の澄んだ空気の中、心穏やかに「藍」この植物から生まれくる色を感じていただければ幸いです。
渡邉 洋美
作家略歴
渡邉 洋美 watanabe hiromi
1965 岡山県津山市生まれ 美咲町在住
2018 京都芸術大学 通信教育部染織コース卒業
30代半ばで藍染めに出会い、その魅力を追い続けている。
近年ようやく藍に集中できるようになり、更に奥深い
「植物=藍」の世界に没入中。
天然灰汁醗酵建て本藍染めによる染色を主軸に、藍すべてを
使い切り、循環する染色を行うことが標。
岡山県美術展 県展賞 (2016)
岡山県美術展 入選 (2018)
日本民藝館展 準入選 (2021.2022)
一般社団法人 藍産業振興協会会員(徳島県)
PORT ART&DESIGN TSUYAMA
〒708-0841 岡山県津山市川崎823
tel.0868-20-1682 info@port-tsuyama.com
駐車場:専用駐車場5台(当館から西へ100m)
臨時駐車場:津山東公民館の白線のない南側フリースペース
※本館隣「マンション東松原」駐車場のご利用はご遠慮ください
主 催:ポート アート&デザイン津山
指定管理者:EKG合同会社(代表 飯綱洋平)