
− Information − 下記の情報を掲載致しました。
・『小野耕石 次点 –点点と遊ぶ方法あるいは解釈–』展の情報を追加しました。
・HPに「展示予定&休館日」の項目を追加しました。
次点 – 点点と遊ぶ方法あるいは解釈 –
小野耕石
会 期: 2025年7月5日[土] ―7月27日[日]
10:00-18:00(入館は17:30まで)
最終日の入館は16:00まで
休館日:火曜日、7/23[水]
date :July 5 sat - July 27 sun 2025


次点 – 点点と遊ぶ方法あるいは解釈 –
小野耕石
2025年 7月5日(土) 〜 7月27日(日)
10:00 - 18:00 (入館は17:30まで)
※最終日閉館16:30(入館16:00まで)
会場|ポート アート&デザイン津山
休館日|火曜日、7/23(水)
作家在廊予定|7/5、20、27 13:00- 16:00
入館|無料
主催 | PORT ART&DESIGN TSUYAMA
協力 | YOKOTA TOKYO
小野耕石氏は1979年岡山県倉敷市生まれの美術家・版画家。
2016年に東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程
修了(版画研究室)。 学生時代に蛾の鱗粉や苔などから発
想を得て、 触覚的な作品を目指し、 絵具と版表現の持つ可
能性を探る。
現在は 行為・点・時間等を制作テーマとしている。 色を変
えながら 何十回と重ね刷り上げつくられる「インクの柱」
をもとに、 平面と立体の間を往来する独自の表現方法を追
求し、 版画に新たな領域をもたらしている作家である。
※ 小野耕石氏によるアーティストトーク
「現代の表現と芸術を考える」
2025年 7月20日(日)14:00 - 15:00
先着20名 参加費無料・予約不要
※ 事前にお電話いただけるとスムーズにご案内できます。
電話:0868-20-1682
僕は学生時代、アトリエに飛び込んでくる蛾を集めてしきりにデッサンをしていました。
その気持ち悪くもゾクゾクするような美しさ、そこで視覚的な作品よりも触覚的な表現
方法はないかと試行錯誤を始めました。そして「絵の具を版で刷る」という行為から生
まれてきた失敗、予想外、必然的偶然を発見しこれなら新しい表現を行えるかもしれな
いと思い、制作を続けてきました。それと同時に表現手段である版画(シルクスクリー
ン)の問題である大きさ制限、平面性、複数性などが絡み自分なりの回答を探し出して
います。
今は作り出してきたモノ、扱ってきた素材をどう解釈するか。いろいろな角度からそれ
を考えて遊ぼうとしています。岡山県出身の先輩芸術家の岡崎和郎が僕の作品に「あな
たのやってることはただの点でしょう。そこがいいんですよ。」という一言をくれた。
蛾の鱗粉からたどり着いた表現方法に「点」という解釈をくれた。僕が思うに、点の次
にある次元は線以外にもあるかもしれない。 文:小野耕石
<作家プロフィール>
1979年岡山県生まれ。
2016年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程修了(版画研究室)。
学生時代に蛾の鱗粉や苔などから発想を得て、視覚的よりも触覚的な作品を目指し、
絵の具と版表現の持つ可能性を探る。
現在は行為・点・時間などを制作時のテーマとしている。
近年ではYOKOTA|TOKYO、養清堂ギャラリーなどで新作を発表。
2020年には北九州市立美術館で個展、2019年にはセゾン現代美術館で二人
展を開催。アートオリンピア2024 Michael W. Schneider 審査員特別賞。
PAT in Kyoto 第二回京都版画トリエンナーレ2016大賞。
VOCA2015 VOCA賞受賞。







奥泰我・光井威善 ガラス展
会 期: 2025年8月9日[土] ―8月31日[日]
10:00-18:00(入館は17:30まで)
最終日の入館は16:00まで
休館日:火曜日、8/13[水]
date :August 9 sat - August 31 sun 2025


奥泰我・光井威善 ガラス展
会 期 2025年8月9日(土)- 31日(日)
開 館 10:00-18:00(入館は閉館30分前迄)
※最終日の入館は16:00まで
会 場 PORT ART&DESIGN TSUYAMA
708-0841 岡山県津山市川崎823
0868-20-1682 / info@port-tsuyama.com
休 館 日 火曜日、8/13[水]
此夏、ポート アート&デザイン津山では二人のガラス作家の繊細かつユニークなガラス展を開催します。
香川県を拠点にブローワーク(吹きガラス)の技術を用いて実用的かつ美しい透明ガラスの器を主に制作をしている奥泰我氏。その作品には高度な技術力が宿る凛とした緊張感と、丁寧な手仕事による温かさが感じられます。余計なものは削ぎ落とし、考え抜かれたかたちだからこそ醸し出せる華やぎも感じられます。透明ガラスの器が多いなか、口縁に金彩が一筋描かれたきらめきが甘美な一品も。端正で用の美を追求したかたちは思わず使ってみたくなる誘惑に駆られ、料理の想像力も掻き立ててくれます。美しく透明な器が夏を彩ります。
光井威善氏は富山県を拠点に活動しているガラス作家です。繊細な線のカットを施したニュアンスある色彩や色の組み合わせが魅力の「silence」や、ユーモラスな人型のアートピース「bottle people」で知られています。「silence」シリーズのグラスや花器には、繊細な削りの線で描く縦ラインを全面に施し、その上にやすり掛けをして柔らかな肌合をつくります。色彩の組み合わせが静かな濃淡の美しさを表現しています。手におさまる「抽象絵画」のような趣のショットグラスに、冷茶やリキュールを注いでみてはいかがでしょうか。まさに夏にぴったりの一品です。
二人はともに倉敷芸術科学大学芸術学部の同窓、年齢も近く学生時代から親しい間柄ですが、今回が初の二人展。二人のつくるガラス作品には妥協がなく緊張感が漂いますが、使い込むほどに愛着がわく丁寧な手仕事の温かみも感じられ、そのバランスに魅了されます。素材としてのガラスの魅力を高度な技術で引き出す二人の作品には、まとう美しい佇まいもどこか似ているように感じます。本展では現在、活躍が目覚ましい二人の作品を一堂に会してご紹介します。吹きガラス作品には一つとして同じかたちはありません。あなたの時に寄り添うあなただけの一品を探してみてください。
奥泰我 プロフィール Oku Taiga
1986 香川県生まれ
2009 倉敷芸術科学大学 芸術学部 工芸・デザイン学科卒業
2010 株式会社黒壁 入社
ブロースタジオチーフ
2019 Rie Glass Garden 入社
2022 独立 香川県高松市に工房設立
光井威善 プロフィール Mitsui Takeyoshi
1987 広島県福山市生まれ
2012 倉敷芸術科学大学大学院 芸術研究科工芸専攻修了
富山ガラス工房勤務
2016 独立
展覧会
2025 個展「A step into stillness」(GALLERY crossing/岐阜)
個展「Quiet Landscape」(gallery あるゐは/大阪)
賞歴
2009 第4回 現代ガラス展 in 山陽小野田 市長賞
2017 第56回 日本クラフト展 U35賞
奥泰我 作品



光井威善 作品



