有原友一 + 大城夏紀 + 西山功一
「二つの自然」
(アーティスト滞在・交流事業)
岡山県では、アーティストが地域に短期滞在し、交流を進めながら地域資源を活用した作品の制作を行うことで、県民の皆さんに優れた芸術文化を身近に接する機会を提供しています。

会  期  :  2020年8月8日(土)〜 8月23日(日)

休 館 日 :  火曜日・8月17日(月)

作家在廊日 :  -

 

​トークイベント:  8月9日(日) 15:00 - (集客を伴わないフリートーク)

                        有原友一 + 大城夏紀 + 西山功一

                        /ファシリテーター 森内勇貴 哲学家

滞  在  制  作    :    8月8日(土)〜13日(木)、22日(土)、23日(日) 

ワークショッ:  8月8日(土)〜13日(木) 時間未定

展覧会概要

 

本企画は岡山県津山市のポート アート&デザイン 津山での展覧会を中心にして、サテライト展、公開制作、ワークショップ、アーティストトークなどの多様な要素で構成されています。参加作家は絵画を中心に制作しながらNPOのART TRACEの運営に関わっている有原友一、絵画から立体、インスタレーション作品と表現のフレームを広げていく大城夏紀、写真をベースにインスタレーション作品を制作する西山功一の3人になります。 
現在の日本の経済と文化は首都圏に集約されがちですが、そこから少しでも踏み出してみると、首都圏にはない風土に根ざした豊かさと、地域との深い連携の存在に気づきます。本企画は地方都市と首都圏の「自然観」の類似と違いの考察から始め、作家が津山市に滞在し、多様な形で地域との関係性を築きます。 
津山は歴史的に出雲と京都、山陰と山陽を結ぶ交通の要衝であり経済や文化を繋ぐ「橋」と捉えることができます。今回は作品を制作する行為を津山のような中継点と見立て、豊かさを繋ぐ場所として地域と共有します。

有原友一
大城夏紀
西山功一

​参加作家プロフィール

有原友一 / Yuichi Arihara

作家サイト>​

1976 年 東京生まれ 東京在住。

キャンバスや紙に絵具を置いていき、それの向きや動きの連続をどう動かしていけるか、 自分がそれをどうしたいのか、考えてみるような方法で現在は制作しています。

2001 年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士過程修了

主な展覧会
2019 年「方法と進行」展 (ART TRACE GALLERY/ 両国 )
2019 年「絵画に向かって」 ( アズマテイプロジェクト / 横浜 )
2018 年「個展」ART TRACE GALLERY/ 東京 (’ 16’ 14’ 11’ 08’ 06’ 05) 2012 年「第四回 組立」HIGURE 17-15cas、/ 東京
2007 年「ART TRACE @ youkobo」遊工房アートスペース / 東京

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大城夏紀 / Natsuki Oshiro

​作家サイト>

1985 年 東京都生まれ。神奈川県 横浜市で育ち、現在も在住。

私はいつも、ものの「構造」に制作の起点を見出します。私にとって作品を作ることは、世界を認識するため の取扱説明書を用意することであり、構造を確認することで、知らず知らずのうちにできていた前提や制度、 ルールの存在に目を向けたいと思ってい ます。子どものころ、たくさんのルールが存在する学校に、ある種の 居心地の悪さ、を感じていました。当初は明確な目的があって決められたルールが、年月が経ったり、伝言ゲ ームのように複数の人物が介在したりすることで、ルールだけが一人歩きしてしまう、という事態は、誰しも 一度は経験したことがあるはずです。これは学校に限らず、会社や組織、イエ、個人対個人まで、日本におけ る大小様々なコミュニティで 共通している現象です。ある集団内 = 構造の中にいる時、どういうわけか、私た ちはその外側がと ても見えづらくなるようです。昨日まで「絶対に正しい」とされていたことが、その社会の 外側に出 た瞬間に嘘のようにひっくり返り、「間違っていた」となる可能性は、いかなる状況でも、常に存在 します。室内にいる時に建物全体が見えないように、内側にいる時に構造の輪郭線は見えづらく、立体的で広 大な外側の世界も、切り取られた窓枠のようにしか見えていないのかもしれません。善悪や価値観の違いに左 右されない状況でこのルールや前提の問題を扱うために、私は色彩と形態を 使って言語的な前提をずらし、構 造を再定義します。作品において、私は、独自の「前提」を作ってモチーフを再構成するような作業を行いま す。( 言語的に解体してみたり、二次元と三次元を往還してみたり、あるいは構造の本質を抽出するという意 味 で抽象化を行ったり、作品によってその方法は様々です。) 私の「前提」は、モチーフの構造を理解するた めのプロセスであるとともに、表面的な姿をずらしていくことで、言語的前提がそこに存在することを示唆す るものでもあります。作品は私にとって、モチーフの構造を理解するための翻訳装置です。まるで他の言語を 理解するようなプロセスによって、モチーフのひとつの見方を第三者と共有し、建物の輪郭線を辿るように、 構造やルールの輪郭線を辿ること。これが今の制作の軸足となっています。

早稲田大学第二文学部卒業、2012 年 東京造形大学大学院造形研究科美術研究領域修了

[ 個展 ]
2018 年 オープンスタジオ「Rhapsody in French garden」Cite international des arts・パリ 2018 年 個展「山と荒磯 dal segno」ART TRACE Gallery・東京
2017 年 個展「ossis」CLOUDS ART+COFFEE・東京
2016 年 個展「pianissimo」ART TRACE Gallery・東京
2011 年 個展「風景の発見」CS ギャラリー 東京造形大学・東京


[ 主なグループ展 ]
2019 年「雲のような線 Line, such as a cloud」SAKuRA gallery・東京

「Retro Machinism」TO OV cafe/gallery・札幌、Newld・東京
2018 年「●●●」Rocky shore・東京 ,「3331ART FAIR」


[ 賞歴・レジデンス ]
2018 年 11-12 月 シェル美術賞レジデンス支援プログラム ( パリ , Cite international des arts) 2017 年 シェル美術賞 2017 入選
2015 年 ワンダーシード 2015 入選

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西山功一 / Koichi Nishiyama

​作家サイト>

1968 年神奈川県 横浜市生まれ、現在東京在住。

私たちの社会は自然をコントロールし、法を定めて家や仕事場などの周辺や隙間に植物をおいた。 それは本当の意味での自然ではなく、私たちによってフレームに入れられたもう一つの自然だ。 しかしそのフレームは明確ではなく曖昧さがあり、植物たちは完全に私たちに支配されたわけではない。 陽の光さえ届けば、それらは自由に生い茂ることができる。そしてグローバルな経済活動によっ て運ばれた 熱帯系の外来種などは、気候が以前とは変わってきた日本の都市に在来の植物よりも適応できるものもある。 私の写真には曖昧なものがたくさん写っている。私は都市の隙間で人の意図を超えて存在する植物に、 私の写真のような親近感を感じた。

1993 年 B ゼミスクーリングシステム卒業

[ 主な個展 ]
2018 年「消えてしまわないように」HAGISO 東京
2017 年「光があなたの影を映し出すように」MUSEE F 東京
2015 年「XX」Art Trace Gallery 東京
2014 年「strawberry wine」Gallery 10:06 大阪
2013 年「PINK ORANGE RED」Gallery RAVEN 東京
2010 年「GOING BLANK AGAIN」Art Trace Gallery 東京
2010 年「Nowhere」ギャラリー工房 親 東京


[ 主なグループ展 ]
2017 年「Never Understand」HAGISO 東京
2014 年「川崎発、写真の未来展」川崎市市民ミュージアム 神奈川
2012 年「17th Anual Photo Competition Exhibition」シアトル , アメリカ
2012 年「Copenhagen Photo Festival」コペンハーゲン , デンマーク
2011 年「FotoNoviembre 2011, Atlántica Colectivas International Photo Festival」テネリ フェ , スペイン 2010 年「ながめる まなざす」アップフィールドギャラリー 東京
1996 年「アトピックサイト」東京ビックサイト


[ 展覧会企画 ]
2017 年「Never Understand」HAGISO 東京
2013 年「Line/Color」益永梢子個展 Art Trace Gallery 東京
1994 年「丘の上からありがとう」生田病院

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 森内勇貴  (もりうち ゆうき) | 哲学家

1983年岡山県津山市出身。早稲田大学人間科学部出身。

独学で哲学を探求。東京で様々な仕事を経て、津山へ帰郷。

現在、「PORT ART&DESIGN TSUYAMA」にて哲学講座を開催。また、Yokoyama「菊地」主催。

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708-0841

岡山県津山市川崎823

Tel  : 0868-20-1682   Fax : 0868-20-1683

開館時間 / 10:00 - 18:00​  ​ 

休館日 / 毎週火曜日祝祭日の次の平日・年末年始

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