山田彩加展 -幻想の光-
2021年 9月13日[月]― 9月26日[日]
10:00-18:00(入館は17:30まで)
休館日:9/14(火)、21(火)、22(水)、24(金)
作家在廊日:9/20、23、25、26(15:00 or 16:00〜)
入場無料
[主催] ポート アート&デザイン津山
[展示協力] 画材 石はら
date : September.13 mon - September.26 sun.2021
この度、ポート アート&デザイン津山では、『山田彩加展 −幻想の光−』を開催いたします。
山田彩加は、2004年東京芸術大学油画科に入学し油彩の基礎や古典技法を学ぶ中、2005年にリトグラフ版画技法(石版画技法)に出会いました。2006年頃から独自のリトグラフ作品を制作し始め、現在もリトグラフ作品を中心に、アクリル画や油彩画等手描き作品を制作しています。
リトグラフ(石版画)とは、水や油の反発で刷ることができる版画技法です。石灰石や化学処理が施されたアルミ板上に油性の画材で絵を描くと、描いたイメージがそのまま(または反転して)版画になります。山田彩加は描画材のダーマトグラフ(油性鉛筆)一つを用いて、細密な表現を行っています。
山田彩加は在学当時、講義内で美術解剖学を学び、生物間に見られる形態の類似性(植物の根と毛細血管の類似性)に着目しました。そこから、自然と人体の繋がりをドローイングで表現し始め、「命の繋がり」というコンセプトを確立させました。
現在はコンセプト「命の繋がり」を礎に、自然と生物の物質的融合と、森羅万象への心情的な融合を網目状の描画で表現しています。また幻想的テーマや夢の世界をモチーフに取り入れ、現世(確実な物)と異世界(不確実な物)の曖昧な境界線や、それらの存在と繋がりを探求しながら、制作を続けています。
本展は、過去から現在までのリトグラフ作品やアクリル画作品、油彩作品やジクレー版画など、40点以上を幅広く展示いたします。皆様ぜひご覧ください。
<特別企画>ワークショップ「リトグラフ実技体験」
2021年9月19日(日)13:00~17:00(約3時間半)
対象年齢6才以上、定員12名、要予約
● 場所:アトリエ・エスキス(sense TSUYAMA内)
708-0822 岡山県津山市林田767-1
*ワークショップのご予約申し込み*
メールアドレス:arts.and.prints.a.e@gmail.com
電話:070-3267-7288
● 参加費:1名 / 1作品 2,000円(材料費込み)
● 持ち物:エプロン・汚れても良い服装・描きたいモチーフ
(写真や果物、静物等好きなもの)
● 内 容:リトグラフ版画制作の基礎から色版を重ねるまでの制作体験をします。
*注意事項:感染予防のため、マスクの着用と手洗い・消毒のご協力をお願いいたします。
【作家プロフィール】
1985 年 愛媛県今治市生まれ
2008 年 東京芸術大学美術学部 絵画科油画専攻 卒業
2010 年 東京芸術大学大学院修士課程 美術研究科絵画専攻 版画研究領域修了
2011-2012 年 パリ国立美術学校 エコール・デ・ボザール留学
2014 年 東京芸術大学大学院博士課程 美術研究科美術専攻修了(博士号/美術)
【主な受賞歴】
2007/2008 年 第 32 回 / 第 33 回全国大学版画展《収蔵賞》
2008 年 第 56 回東京藝術大学卒業・修了作品展《買上賞》
2008 年 東京藝術大学《O 氏記念賞》/《セプティーニ賞》
2010 年 日本版画協会第 78 回版画展《山口源新人賞》
2013 年 東京藝術大学博士審査展《野村美術賞》
2014 年 日本版画協会第 82 回版画展《準会員最優秀賞》
2015 年 東京国際ミニプリント・トリエンナーレ《大賞》
南島原市セミナリヨ現代版画展《準大賞(渡辺千尋賞)》
2019 年 第 5 回バンコク国際版画トリエンナーレ《買上賞》
2020 年 FACE 展 2020 損保ジャパン日本興亜美術賞《オーディエンス賞》
2020 年 よんでん文化振興財団《令和 2 年度 よんでん芸術文化奨励賞》
2020 年 第 13 回岡山県新進美術家育成「I 氏賞」選考作品展《奨励賞》 他
【パブリックコレクション】
町田市立国際版画美術館 / 東京藝術大学大学美術館 / 静岡県沼津市庄司 美術館 / 愛媛県美術館 /
国立台湾美術館 / 毓繡美術館 ( 台湾 )/ 今治市玉 川近代美術館 / 多摩美術大学美術館 /
シルパコーン大学 ( タイ )