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photo by Jun Yokohama
Marble
目黑大路
公演日時
2月16日 15:00 -
2月17日 15:00 -
仏像をみた。
中世前期に造仏され、千年の時を経たものだ。仏としての形像を未だ保持してはいるが、両肩・両足先の欠失、像全体におよぶ腐朽や摩滅により、素材である木があらわになっている。
ふと疑問に思う。
これは、仏像に木が現れているのだろうか、それとも、木に仏像が現れているのだろうか。どちらかがどちらかを浸食しているようにもみえるし、互いにせめぎ合っているようにもみえる。
いずれにしろ、仏像と木が同時に存在し、不可分になっているのである。人工と自然・作為と無作為・秩序と混沌・生と死が、どちらでもあり、どちらでもなく、同時に現れている。
舞踏もそのようなものである。
前売券:1200円
当日券:1500円
目黑 大路 (めぐろ だいぢ)
舞踏家・振付家。2001年、土方巽記念アスベスト館に入館、元藤燁子に師事。2003年~2010年、室伏鴻のユニットKo&Edge Co.に参加。2016年、旅回り一座 ゑびす大黑座を立ち上げ、以後、様々な地域で巡業公演を行う。日本の芸能と西洋の文化を折衷した出し物を興行している。2010年文化庁新進芸術家海外研修制度研修員。
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