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「ポートレート -01A」, 2019, 木製パネルにアクリル絵具, 18 x 14cm, ©Masako Hayashi, photo: Kisa Toyoshima
​ボーダーランド
林雅子

会  期  :  2019年6月8日(土)〜 6月23日(日)

休 館 日 :  火曜日

作家在廊日 :  6月8・9日

<展覧会概要>

岡山県出身の美術家 林雅子氏による個展を開催いたします。林氏は、絵画やドローイングを主軸に、普遍と個との関係性や、有機と無機との交わりをテーマに作品を制作している作家です。 東京に続く巡回展となる本展では、ランドスケープや石塊をモチーフとする作品のほか、新作を交えて構成いたします。「山の港」を目指すPORTで、不確かな「あいだ」の有り様をたどりながら、 その景色を共有できれば幸いです。
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「青白い星」, 2017, 木製パネルにアクリル絵具, 130 x 160cm, ©Masako Hayashi,photo: Kisa Toyoshima

<ステイトメント>

何かしらの「境界」について考えるとき、私たちはまず、線状の明確な区切りを思い描こうとするかもしれません。ここから内はこちら、向こう側はあちらとラインを作り分断する方法は、対象を整理、分類して捉える際にはとても有効です。ただ、実際の境界というものは、確固として存在しているのではなく、あわいの領域を含み、漸次的に、流動的に変化を続けていきます。

「ボーダーランド」とは、曖昧な境界の領域を表します。彼岸と此岸の混ざりあう水辺や山のような場所。内と外、人であること、存在しなくなることのどちらでもあり、どちらでもない「あいだ」。 そのような状態と付き合うには、細いラインよりも領域(ランド)のほうが、よりふさわしいように 思えます。

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「あなたと同じ歌をうたう」, 2019, ミクストメディア, サイズ可変, ©Masako Hayashi,photo: Kisa Toyoshima

<プロフィール>

林 雅子 Masako Hayashi

1979年、岡山県生まれ。2002年早稲田大学人間科学部人間基礎科学科卒業。現在、東京を拠点に活動。2018年「Limited Vision -Tokyo edit」Art Trace Gallery・3331アーツ千代田B104(東京)、「Limited Vision -Wroclaw edit」ヴロツワフ国立音楽フォーラム(ヴロツワフ / ポーランド)、2017年 「Double Line」Neon Gallery(ヴロツワフ)、「檸檬は爆発の時を待っている。」馬喰町ART+EAT(東京)、2008年「ワンダーシード2008」トーキョーワンダーサイト渋谷(東京)等に参加。近年 の個展に、2019年「ボーダーランド」Art Trace Gallery、2017年「私と彼女のブリコラージュ」caikot(東京)、2016年「フラクタルのポリフォニー」Art Trace Gallery等。

Website: ​https://masakohayashi.tumblr.com/

Instagram:@hayashi_hayasu

Twitter: https://twitter.com/MasakoHayashi

会期中関連イベント
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6月9日(日)  
 
12:00 〜
 
フード販売:夜長茶廊
鳥取県倉吉市にある、インドカレーの食べられる喫茶店。
http://yonagasarou.com
*売切れ次第終了
13:30 〜
アーティストトーク:聞き手 森内勇貴(哲学家)
当館、座学の講師でもあります、森内勇貴氏を進行役に
​林雅子氏とその作品について、深く語って頂きます。
早稲田大学人間科学部を同じく母校とする同士としても、
どのような会話になっていくかも楽しみです。
​トークは無料ですので是非ご参加ください。
オープニングイベント
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