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​移りゆくもの

太田 三郎

 

PORT 第1回企画展として津山市在住の美術家 太田三郎「移りゆくもの」展を開催致します。太田氏は、郵便切手を素材とした「時間」と「場所」の関係性をテーマとした作品を制作するなど注目を集める現代美術作家です。

 

本展では、銀行、洋学資料館と変遷してきた

この施設の建築空間を意識した作品を展示致

します。ぜひご高覧ください。

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<作家より本展示に寄せて>

市指定文化財で趣ある建物には旧妹尾銀行から旧津山洋学資料館へと変遷した歴史があります。その事に敬意を表し、それにふさわしい作品を展示したいと考えました。使用済み切手を山のように積み上げて美術品の価格について一考を促す作品、玩具の紙幣を素材に切手を金券ととらえた作品、種子を和紙に挟んで切手に仕立てた、植物標本のような作品など。また宇田川玄随(槐園)と宇田川榕菴にちなんだ作品は本展に向けた新作です。(作家寄稿)

太田 三郎(美術家) Ota Saburo

1950年生まれ。既製の郵便切手やオリジナルの切手を用いて「時間」や「場所」を切口に、私たちの生活の中に潜む見えない関係を可視化する作品を制作、国内外の美術館に作品が収蔵されている。

2013年 第4回創造する伝統賞、2016年 第74回 山陽新聞賞/文化功労 第17回 福武文化賞を受賞。津山で開催中の「アートで地域づくり実践講座2018」講師で同実行委員会委員長

会   期 |2018年10月6日(土)― 2018年10月28日(日)

休館日 |毎週火曜日、10月10日(水)

​作家在廊日|10月6日(土)、7日(日)

関連イベント

トーク・ライブ|「太田三郎の作品世界の謎に迫る。」

2018年10月7日(日)16時~17時

神奈川県立近代美術館 館長 水沢 勉 氏 × 太田 三郎 氏 対談

会費:1,000円(1ドリンク付き)

​定員:30名

​​<水沢館長よりメッセージ>

太田三郎。 まことに不可思議な美術家である。 その作品同様、「種」を周辺に放つひとである。 種というものは、優しい綿毛がついているかと思えば、棘があったり、硬い殻にしっかり覆われていたり、まったく予想外のすがたをしている。 その冴えた技の持ち主は、「種」を「ネタ」とする、「芸能」のひとである。 それは恐ろしく深淵であると同時に、どこか滑稽味を感じさせる「無能のひと」(最上級の褒め言葉)のしごとである。 そのユニークこのうえない作品世界の謎に慌てずにのんびり迫りたいと思います。                                水沢勉

秋の詩の朗読会|「赤煉瓦倉庫朗読詩人空間」

2018年10月27日(土)15時~16時

みごなごみ氏(詩人・岡山大学准教授)朗読イベント

太田三郎氏の作品が展示された空間で、銀行の元赤煉瓦倉庫と太田氏の作品に呼応した詩の朗読を行います。どのような競演が創発されるのか、お楽しみに。

会費:1,000円(コーヒー付き)

​定員:20名

※レンガギャラリー内は作品展示のため飲食はご遠慮いただいております。喫茶は本館ラウンジ・中庭をご利用ください。コーヒーは受付後、本館棟横のコーヒースタンドにてお渡しします。朗読会の前後にお楽しみください)​​

駐車場:専用駐車場5台(当館より西へ100m)
臨時駐車場:津山東公民館(津山市川崎796-2)
交通:ごんごバス 東循環線 東松原下車徒歩1分

◎太田氏の作品展自体への入場は無料ですが、朗読会開催時は、レンガギャラリー2への朗読会参加者以外のお客様の観覧を制限させていただく場合がございます。予めご了承ください。

トークライブ
秋の朗読会
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708-0841

岡山県津山市川崎823

Tel  : 0868-20-1682   Fax : 0868-20-1683

開館時間 / 10:00 - 18:00​  ​(入館は17:30まで)

休館日 / 毎週火曜日・祝祭日の次の平日・年末年始

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